CCSBTは、生態学的関連種作業部会(ERSWG)を設置しています。CCSBTは、ERSWGに対して、以下の調査に基づく情報及び助言を提示することを要求しています。
- みなみまぐろ漁業における生態学的関連種(ERS)との相互作用の性質及び範囲を特定すること。
- みなみまぐろ及びその他の漁業が生態学的関連種に与える影響を特定すること。
- 生態学的関連種の捕獲を減少させるための最新の手法又は可能性のある手法について評価すること。
過去のERSWG会合の報告書はここから入手可能です。
また、ERSWGは、教育的活動として最善の実践活動に関する助言を行う役割を有しています。2003年以降、海鳥及びサメ類に関する普及啓発パンフレットが作成され、SBT漁業者に配布されました。 2011-13年において、これらのパンフレットは、技術的(主に種の分類)な観点から更新が行われました。
- 英語版(海鳥(Zip 58.6MB)、サメ(Zip 38.4MB))
- 日本語版(Zip 97.0MB)
- 韓国語版 (Zip 95.6MB)
- 標準中国語版(Zip 80.9MB)
- インドネシア語版(Zip 95.7MB)
さらに、2024年には生態学的関連種に関する技術作業部会(ERS技術部会)付託事項が合意されました。ERS技術部会の任務は、以下のような専門的なトピックに関する助言を行うことによりERSWGの作業を支援することです。
- 既存の混獲緩和措置の有効性に関するレビュー
- ERSWG データ交換要件のレビュー
- SBT 漁業による ERS に対するリスク(及びその逆のリスク)を定量化するための作業
- ERS の種同定を改善するための作業
- 海鳥混獲に関する目標の策定
- 高リスク海域の特定をサポートするための技術的な作業
- ERS に関するデータ収集の文脈における電子モニタリングの適用可能性
- 大量の混獲発生時の対応プロトコルの策定
- 新たな混獲緩和措置の評価
- ERS に関する調査提案の策定