直近のニュース及びCCSBT 30からの留意事項は以下のとおりです。
- 本年は資源評価は実施されませんでしたが、2023年に実施された最新の資源評価の結果によれば、現在の資源量は初期総再生産出力(TRO0)の23%(21-29%)と推定されています。2020年に実施された前回の資源評価では、資源量はTRO0の20%(16-24%)と推定されていました。資源予測の結果、管理方式は現行の資源再建目標(2035年までに50%の確率でTRO0の30%を超える)に向けて順調に機能していることが示唆されています。
- 拡大委員会(EC)は、例外的状況は存在しないとした拡大科学委員会からの助言を踏まえ、2025年における全世界のみなみまぐろ総漁獲可能量(TAC)を20,647トンとすることを確認しました。
- メンバーは、国別配分量に関する既存の枠組みについて検討し、このトピックについて休会期間中も協議を継続していくことに合意しました。またメンバーは、CCSBT 32までにメンバーが十分な検討時間を確保することができるよう、何らかの提案又は文書の提出を行う場合は2025年8月1日までにこれらを事務局に提出することに合意しました。
- メンバーは、優先度が高いものとして特定された遵守リスクに対処するための今後5年間の具体的な行動を定めた改定遵守行動計画(CAP)を採択しました。改定CAPの計画対象期間は2025ー2029年です。
- メンバーは、特に発展途上のメンバーを対象として、ニーズの優先順位付けを行うとともに重要な分野でのパフォーマンスを改善するためのキャパシティ・ビルディング・イニシアティブを実施することを目的とする新たなキャパシティ・ビルディング作業計画に合意しました。
- メンバーは、既存の漁獲証明制度から電子システムに全面的に移行する日付を2026年4月1日に変更しました。
- ECは、これまでの進捗状況及び生態学的関連種作業部会に関して想定される作業量を踏まえ、各行動事項の実施スケジュールを改訂した海鳥に関する複数年戦略を採択しました。
報奨 - CCSBT標識放流計画
CCSBTに返却されるSBT標識ごとに、1つの報奨品が進呈されます。大多数のSBTには、2つの標識が装着されています。これらの標識ごとに1ずつ報奨品が進呈されますので、2本が装着されていた場合には両方とも返却してください。より詳細な情報を知りたい方は、tags@ccsbt.org までEメールをお願いします。