科学委員会(SC)
科学委員会(SC)は、本委員会への諮問機関として設置されています。科学委員会の主要な活動は、以下のものです。
- SBTの個体群の状況及び傾向を評価し分析すること。
- SBTに関する調査及び研究を調整すること。
- SBT資源の状態、また適当な場合には、生態学的に関連する種の状況についての科学委員会における一致した見解、多数の意見及び少数意見を含めた所見又は結論を委員会に報告すること。
- 適当な場合には、SBTの保存、管理及び最適利用に関する事項について、意見の一致により委員会に勧告すること。
- 委員会によって付託された事項を審議すること。
CCSBT科学的プロセスにおけるSC独立議長・諮問パネルの役割
1998年のペア・レビュー・パネル報告書(ジェン・ジャックス マグアイヤ博士、パトリック・サリバン博士及び田中昌一博士)の勧告に従って、CCSBTは、その資源評価及び科学的プロセスに外部からの示唆を取り入れるために諮問パネルを設置しています。また、科学委員会には独立議長が任命されています。
科学委員会の議長及び諮問パネルのメンバーは、以下の方々です。
科学委員会議長: | ケヴィン・ストークス博士 | ニュージーランド |
諮問パネル・メンバー: | アナ・パルマ博士 | アルゼンチン |
ジム・イアネリ博士 | アメリカ合衆国 | |
ショーン・コックス博士 | カナダ |
科学委員会の独立議長の任務
- 事務局を通じて議題案を回章すること。
- 会合のスケジュール並びにSCの会合の開会及び閉会を宣言すること。
- SCの作業が、実証可能な証拠、仮定の記述、及び論理の検証という科学の原則を離れないことを確保するため会合を指揮すること、並びに、ここにある規則を遵守することを確保すること。
- 可能な限りコンセンサスに達するよう奨励すること。
- 発言の機会を与え、発言の時間を制限すること。
- メンバーが議長の差配をSCの決定に委ねることができる権利があることを条件にして、動議を処理すること。
- コンセンサスが存在するかどうかを確認すること。
- SCの各会合に関連し、SCを代表して、委員会へ提出する会合の議事報告書に署名し、委員会に対しその報告書を提示すること。
- 事務局長に、SCによって決定された指示を伝達すること。
- 代表との会合の後、メンバーの代表会合を召集する権限及び
- 委員会の手続規則にある他の権限及び責務を実施し、SCの作業が効果的、かつその決定に従って行われることを確保するように決定を行い、方向性を与えること。
諮問パネルの付託事項は以下のとおり。
- SC及び本委員会によって要請された他の科学会合の全ての会合に参加すること。
- コンセンサスを促進するために、締約国の見解を統合することを支援すること。
- 諮問パネルの見解をSCの報告書に盛り込み、また資源評価、その他の事項に関する彼ら自身の見解を報告書の形でSC及びCCSBTに提供すること。